「温泉と信州そばの旅②」
このページでは、車中泊の旅で温泉と地元食材を楽しむ旅の2日目、「温泉と信州そばの旅②」です。
下のスライド写真は、第2の目的地「アルペンルート観光」の「扇沢駅から黒部ダム展望台レストハウス」の様子を写した写真ギャラリーです。
2日目は「黒部ダム」観光です。下呂温泉から黒田ダムまでの道は険しい峠道で運転は楽しかったのですが、私の読みが浅く到着に時間がかかり過ぎてしまいました。そのため長野県大町市のJR「信州大町駅」に到着したのは日が暮れていました。そこから関電トンネル電気バスの乗車駅「扇町駅」までに到着するには真っ暗で長い片道1車線の上り坂を行かなければなりません。夜遅くなると上から降りてくる対向車はほぼないですが、ここまで来る疲れともうあると思いますので油断なくある程度緊張して運転してください。
黒部ダムに向かう「関電トンネル電気バス」に乗車する「扇沢駅」到着したのは、夕方も過ぎた日も暮れた時間でした。この場所は夜は何の照明もなく、全くの暗闇です。この駐車場の看板も昼は誰でも見逃すことなくわかりますが、夜は車のライトで照らされないと分かりません。下から登ってくると左に無料の大町市営駐車場350台有料が最初にあり、その奥の「扇沢駅」近くに公共駐車場230台があります。夜に到着され、車中泊をされる方は、照明が全くありませんのでご注意ください。私は【参考文献】(下線をクリックすると学びそのページに移動します。、ライトを準備していたので、真っ暗闇の中で車中泊の準備を整えることができました。周囲の車は車中泊の仲間で、翌日のために睡眠をとられている方もおられます。そのため、車の駐車位置を定めた後は速やかにヘッドライトを消し、エンジンを停止するマナーを大切にしましょう。
関電トンネル電気バス「扇沢駅」から黒部ダムを目指し、その先の立山まで抜ける人のために、ここまで乗ってきた車を立山まで回送するサービスがあります。左の写真の「扇沢総合案内センター」にある「お車の回送受付所」で受け付けています。
翌朝、朝早くから準備しました。「扇沢駅」から関電トンネル電気バスで「黒部ダム」、そして徒歩で「黒部湖」、黒部ケーブルカーで「黒部平」、立山ロープウェイで「大觀峯」、立山トンネルトロリーバスで「室堂」までの往復は約5から6時間、料金は1万円弱です。クレジットカードが使えるので便利です。
黒部ダム観光には長時間必要となるので、戻る時間を考えると出発時間はバスの運行開始時間の午前7時半にしました。
左上の写真は、長野側のアルペンルート入り口の扇沢駅の切符売り場です。写真では最初の改札に向けて、すでに山登りの装備をした十何人の人が並んでいます。まだ、夏休み前なのに、大勢の人がいますね。私もここで並んで購入しました。クレジットカードが使えるので便利ですね。
右上の写真は、立山アルペンルートの関電トンネル電気バス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスで使える扇沢駅と室堂駅の往復切符です。最初に全体の計画をたて、ここで購入すると後での手間が省けて便利です。ただ、先にも述べましたが、意外にアルペンルートは見るところが多いので、予想外の時間を必要といると思われます。帰りの交通機関や宿、旅の予定が心配な人は、各乗り場ごとに買い求める方がよいでしょう。
左上の写真は、扇沢駅切符売り場です。切符を売る窓口が4か所もあるので、混雑した時はよいでしょうね。私が訪れたときは1箇所の窓口で対応していました。私は7時30分発に乗ることにしていましたが、早い人は6時半、7時発のバスに乗る人もいます。1と2番窓口は団体予約者用窓口です。3と4番は当日券窓用窓口です。
右上の写真は、「観光標準時刻」のパネルです。ここで、その日のアルペンルートの行程と所要時間を検討してください。扇沢駅を基点としたさまざまなコースが用意されています。
左上の写真のように、窓口で切符を購入後は、すぐ右にある階段を上り「電気バスのりば」に向かいます。すると、右上の写真の場所に着きます。剥製のクマがお出迎えしてくれます。そのフロアーには電気バス改札があり、搭乗する人はそこで待機します。
扇沢駅二階、関電トンネル電気バス改札階です。左上の写真は、改札が開くまでの間、並んでいます。平日にも関わらず、ずいぶん人が並んでいますね。また、その装備も重装備の人から軽装備の人間でたくさんいますね。
右上の写真は、電気バスの改札が開き、更に様々な人が集まり混雑しています。
先ほどの扇沢駅二階の電気バス改札を通り、その後、階段を上り、左上の写真のように、電気バスに乗り込みます。
電気バスの車内は右上の写真のような感じです。
ご注意ください!バスはフラッシュ撮影禁止です。撮影される方は、カメラやスマホの設定などをフラッシュ禁止にしてください。
扇沢駅で関電トンネル電気バスに乗りますと、写真撮影にちょうど良い場所に座ることができました。バスの進行方向の撮影ができます。ただ、フラッシュ撮影禁止のため、ピントが甘くなりがちなのが残念です。
関電トンネル電気バスで「扇沢駅」から「黒部ダム」に出発しました。
破砕帯とは、映画「黒部の太陽」でも登場する建築会社の苦闘と奮闘の記録として紹介されています。1957年5月、扇沢から約1700m、堀注いだ時、岩盤が細かく砕け、中に地下水を大量に保有する軟弱な地層、破砕帯に遭遇します。その大量の水は4度、最大毎秒660ℓ、そして大量の土を伴い噴出しました。
その破砕帯に、百本以上の水抜きのパイロット坑を掘り、薬液注入による地盤強化などを行いました。そして厳冬期で地下水の減少を機に、作業を本格化し1957年12月、破砕帯を克服しました。破砕帯の長さは80m、工期7か月でした。
しばらく行くと、バスの前方に黄色いライトに照らされた場所が近づいてきました。どうやら、それは長野県と富山県の県境の部分だそうです。
また、しばらく行くと、バスの前方に何か見えてきます。関電トンネルはバス一台がようやく通れるサイズです。ですから、上りと下りのバスがすれ違う待機場がトンネル内に用意されています。そこにはバスが徐々に近づいています。
黒部ダム駅到着しました。赤沢岳(2678m)を関電トンネルを電気バスで16分で抜けて到着しました。黒部ダム駅の壁はタイル壁で線路が道路になっていることを除けば、大阪の地下鉄の駅構内のような内装でした。いい味を出していますね。
黒部ダム駅で最初に目に入るのは、「黒部ダム駅 案内図」です。その案内図には、「アルペン・ツアーの時刻表」「黒部ダム周辺マップ」「(黒部ダム)おすすめコース」の情報があります。アルペン・ルート初心者はよく目を通しておけば、後で見逃しなど惜しい思いをしないでしょう。