「温泉と信州そばの旅⑤」
このページでは、車中泊の旅で温泉と地元食材を楽しむ旅の2日目、「温泉と信州そばの旅⑤」です。
「ケーブルカー黒部平駅」の「黒部平庭園」の植物をご紹介いたします。
下のスライド写真は、第2の目的地「アルペンルート観光」の「黒部平庭園の植物」以降の写真ギャラリーです。
「のうごいちご」
バラ科、ブナ帯からハイマツ帯の礫地(れきち 粒径2ミリ以上の岩石の破片が広がる地)や雪渓周辺に群生しています。葉は3小葉からなり粉白緑色。花は白色花弁は6から8個。生息域は北海道、本州(中部以北)日本海側。
当日はノウゴいちごは開花していませんでしたので、ノウゴいちごの白い花の写真も添付いたします。
カンチコウゾリナ
キク科、別名「タカネコウゾリナ」。シラビソ帯(マツ科の常緑針葉高木で「シラベ」ともいう、亜高山帯)からハイマツ帯(ハイマツとは名が示す通り、直立することなく、地面を這うように生育するマツ科の低木。その生育域のこと)の草原や礫地(れきち)に生える。茎や葉に剛毛が多く、全体が黒っぽい、頭花は濃黄色。総苞は黒緑色。総苞片に剛毛が著しい。本州中部に生育。
上の写真には残念ながら花が写っていないので、カンチコウゾリナの開花の写真を左にご用意しました。
タカネ桜と表示されていましたが、ミネザクラとも呼ばれています。バラ科で、シラビソ帯の林中やヘリに生える夏緑の亜高木または低木で、雪解けと同時に開花する。
訪れたときは開花していませんでしたので、タカネザクラの開花の写真を左に掲載しています。
日本の高地針葉林は北海道ではトドマツ、エゾマツ主体で千島やサハリンと共通であるのに対し、本州ではシラビソ、オオシラビソ、トウヒが主役とはっきり異なっています。
勉強中
ヤマホタルブクロはキキョウ科、クリ帯(植生帯の区分のひとつ。ブナ帯とカシ帯の中間にあり、クリ、コナラ、ミズナラなどが自生しています。)~ハイマツ帯(別名「高山帯」とも呼ばれ、高い木が育つことができる限界を「森林限界」といいます。森林限界より上には、ハイマツやお花畑が広がります。その山上の楽園を高山帯といいます。
当日は花が咲いていませんでしたので、別な写真を用意しました。
シラタマノキは、ブナ帯からシラビソ帯の林内や林縁、岩場などに生えるツツジ科の植物です。葉を折るとサロメチールの香りがします。花冠はつぼ型で白色、果実も白色です。
シラタマノキの開花の写真です。可憐ですね。
ミネカエデは、シラビソ帯からハイマツ帯の林縁や林内に生えるカエデ科の植物。葉は掌状に5裂、裂片の先端は鋭く尖る。下面の脈の基部付近に褐色の毛があります。
左の図はミネカエデのデッサンです。葉の形が良く分かりますね。